LIKE A SNOW 

雪虫」という名を聞いたことがある方、いらっしゃるでしょうか?
アンタ、道産子だね?
学生時代、初冬になると必ずと言っていいほど道産子が
雪虫、見たことないの!?」
と言っていたのを思い出す。で、見たことのない私にはケツに白綿をつけたちっちゃい羽虫で、手のひらに乗せると白綿が溶けて死んでしまうなんて、そんな
「なんでホタルすぐ死んでしまうん?」by節子
みたいな虫がいてたまるかと、半ば「フライフィッシュとか、そんな類のもんなんじゃねーの?」とせせら笑っていた記憶がある。しかし!!しかしだ。見てしまったのだ。
雪虫を!!
岩手に住んでいて一度も見たことがなかった(岩手県仲間に聞いてみたところ、誰一人目撃者はなかった)雪虫が、なぜ仙台に!?しかも泉に(笑)確かに白くてふわふわしていた。「あぁ、これが雪虫ってヤツなんだなぁ・・・もうすぐ冬か。」なんて感傷に浸ったのも束の間、あまりの多さに
ウゼェwww*1
ことごとく私の行く手に現れて・・・なぁぁぁぁぁぁあああ!!!!!ってなかんじですわ。


で、私なりにちょぴっと雪虫について調べてみた。どうやら本当の名前はトドノネオオワタムシというアブラムシの一種らしい。北海道では“雪の妖精”と言われてるとかなんとか。・・・重ね重ね北海道の皆様、すいません。で、実は初冬になると繁殖する虫ではなく、初冬になると飛び始める(←ココ大事!!)虫らしい。で、やっぱり本場北海道でもチャリンコや車で走っているとことごとくぶつかり、白綿に見える分泌液をくっつけて死んでいくと・・・
やっぱ邪魔にされてるんじゃん?
まぁ、ちょっと鬱陶しいけど雪の降り始める直前にしか見られない、本州で言えば夏にしか見られないウスバカゲロウのようなものなんだろうね。まぁカゲロウはきれいじゃないけど。儚いものを愛でる、そんなちょっとイイ出会いをした。

*1:北海道の皆さん、すいません