たとえ殺人者と罵られようとも

いや、よかった『風のガーデン』。そりゃあ風呂上りにさっさと寝なくちゃいけない(明日は仕事)にも関わらずはてな更新しちゃうくらいですもの。相当よかったです。
正直、40分くらいからずっと泣きっぱなしですよ。「そんなに泣くか?」つーくらい、しばらく泣かなくてもいいくらいに泣いた。

仕事柄、貞三先生のような在宅ターミナル的な仕事に就いているものだから「そうそう、そうなのよ」とか思いながら見てた。まずは総合病院と違って在宅(私の勤めてる施設は在宅に近い)は積極的に死を引き伸ばすようなことをしない。まぁ、だいたい在宅を選択した時点で延命治療は望んでないけどな。そんな中でいかに患者さん(この言い方は妥当?)や家族に負担(物理的、精神的)をかけないように援助していくことが医療職者の役割だとおもうんだけど、このとき医療者側も医療の現場からいったんアタマを切り離して考えなければならないということを今の施設にきて痛感した。まず病院と違って設備も材料も全然足りない。そんな中で働くのはちょっとどころじゃなくストレスフルなことだと思う。

なんかほんとはいろいろ書きたかったけど、書いてると寝れなくなる→明日出勤できなくなるからやめとく。とにかく言いたかったのはこれから冬本番を迎えて、インフルエンザも流行しだして、ご高齢の方々の中には体調を崩される方が急増するだろうということ。そういった中で本人の希望に沿って、家族とのトラブルなく、介護士さんたちに負担少なく看護していくことが看護師やケアマネ、生活相談員の仕事だということ。今はまだそういった事態に面したことがないから余裕ぶっこいてるけど、冬と時を同じくしてこれからが本番なのだ。きっとこの冬を乗り越えたら、少しは看護師として成長できているんじゃないかと思っている。